私が忘れたあの娘
澪愛の描いた絵本は、幼き紅羽と大スキなあの娘の物語だった。しかし紅羽には憶えがない。思いが晴れないでいたが、高熱で療養中の銀子が口ずさむ『スキの歌』にハッとする。銀子が大切な友達だったあの子…? 一方、看病を続けていたるるは「罪グマへ」という宛名の手紙を見つけ、そこに書かれた銀子の罪に驚愕する。