私はキスがもらえない
王国中の愛を弟のみるん王子に奪われた「るる姫」。彼女はみるんを憎んでいた。自分のために「約束のキス」を探し、蜂蜜の壺がそれだと言って渡すみるんを冷たくあしらう。そこに思わぬ悲劇が起こり、るる姫は虚しさに包まれた。深い後悔のなか、彼女は銀子に出会う。そして光をもらった。二人がヒトの世界へ旅立つまでの物語。